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基本情報技術者とは
基本情報技術者試験とは、経済産業大臣が行う国家試験「情報処理技術者試験」の区分の1つで、毎年14万人近くが受験する人気の国家資格です。
試験は毎年春期・秋期の2回が実施されます。就職を控えた学生から、既にIT業界で活躍している社会人まで幅広く受験するのが特徴です。
受験手数料
5,700円(情報処理技術者試験は消費税込み。情報処理安全確保支援士試験は非課税。)です。
こちらは税込み価格になります。
受験料の割引はある?
残念ながら試験料の割引は現在はやっていないようです。
各種スクールにいって勉強している場合はそこからの割引があるようです。
基本情報技術者を取るメリット
基本情報技術者の独学の際には、資格を取得することによるメリットを理解することがモチベーションを維持するためにも大切です。
自分のキャリアアップをイメージしながら勉強していきましょう。
ITの基本知識が体系的に身に付く
基本情報技術者試験は、あくまでIT関連の基礎的な内容を取り扱う試験です。
試験対策の学習では知識を浅く広く、体系的に身につけることができます。身につけた知識は、どのIT業界で働くうえでもベースになるはずです。
また、プログラマーやシステムエンジニアなど実際にIT業界で活躍していても、実際に自分が担当している仕事の関連分野以外の知識は十分ではない傾向があります。
そのまま、同じ仕事を続けていくうえでは問題ないかもしれませんが、さらなるキャリアアップの可能性が閉ざされてしまうかもしれません。そのため、初学者以外の方が知識を広げるためにも、基本情報技術者試験の受験はおすすめです。
企業からの信頼を得られる
基本情報技術者はIT関連の国家資格です。
知名度と対外的な信頼度も高い試験であるため、資格を取得することで周囲からの評価が高くなるメリットがあります。
この資格試験はIT業界で働く上で非常に役立つ知識を学ぶことができるため、多くの企業からも高い評価をされます。
また、上位資格である応用情報技術者の取得を目指す足がかりにする人も多く、キャリアアップにつなげることも可能です。
さらに、企業の就業規則によっては資格手当をもらえる場合があるなど、金銭的な面で資格を評価している場所もあります。
具体的には月に平均5000円程度の資格手当を支給している企業が多く、 資格を持っているだけで年間60000円の収入アップにつながることになります。
自分のスキルアップに役立つだけでなく収入アップにもつながるため、非常に魅力的な資格と言えるでしょう。
就職・転職に役立つ
基本情報技術者を取得していることで、IT企業でのエンジニア職を目指す際にもメリットがあります。
IT業界で勤める際には必須となる知識を学べるため、入社後に受験が義務付けられている企業も多いです。
そこで、予めこの資格を取っておくことである程度の知識を既に持っているとアピールすることができます。
また、一般企業からIT企業への転職を考えている場合は、既に基本情報技術者を取得していることが大きなアドバンテージとなります。
前職でのIT経験が浅い弱みはありますが、業務に途中から関わる場合でも対応ができ、戦力になれると示せる資格であるからです。
また、できれば基本情報技術者の上位資格である応用情報技術者試験に合格しておくと、更に高い評価をしてもらえるでしょう。