エンジニア資格

独学でも取れる?DataRobot University資格取得の勉強法【完全ガイド】

はじめに:AIスキルの証明を“独学”で手に入れる時代

AIや機械学習(ML)の需要が年々高まるなか、「AIスキルを証明できる資格」が注目を集めています。中でも、実務に直結し、ノーコードで機械学習を構築できるプラットフォームDataRobotが提供するDataRobot University資格は、ビジネスパーソンやアナリスト、ITエンジニアまで幅広い層に支持されています。

とはいえ、「独学で本当に取得できるの?」「英語教材だけで大丈夫?」「文系でも理解できるの?」といった不安を感じる方も多いのではないでしょうか。

本記事では、筆者自身の実体験を踏まえ、完全独学でDataRobot University資格を取得するための具体的な勉強法、活用ツール、スケジュール管理術、つまずきポイントとその乗り越え方まで、網羅的に解説します。

AI学習をスタートしたいすべての人へ、自信を持っておすすめできるガイドです。


DataRobot University資格とは?独学でも目指せる理由

DataRobot Universityは、DataRobot社が公式に提供しているオンライン学習プラットフォームです。資格コースとしては主に以下のようなものが用意されています:

  • AI Essentials(入門)
  • ML Developer(中級)
  • ML Data Scientist(上級)
  • その他、MLOps SpecialistやTime Series Specialistなどの専門資格

このうち、AI EssentialsとML Developerは実務未経験者でも十分独学で合格可能な設計になっており、学習コンテンツも体系的・実践的に整備されています。

また、すべての教材はオンデマンド動画+テキスト教材+実技付きで構成されており、学習用のDataRobot環境も提供されるため、特別なソフトやハイスペックPCも不要です。

さらに、試験もオンラインで自宅から受験可能。多くの受講者が「1日30分〜1時間の積み上げ」で着実に合格しており、まさに“独学向け”の資格だといえるでしょう。


ステップ1:学習準備編 – アカウント取得と環境整備

まずは学習環境のセットアップから

独学でDataRobot資格を目指すにあたり、最初にやるべきは学習環境の整備です。以下の手順で進めましょう。

① DataRobot Universityのアカウント作成

DataRobotの公式ページからUniversityにアクセスし、ユーザー登録を行います(メールアドレスと簡単な情報のみ)。一部コースは有料ですが、企業向けアカウントで提供されるケースもあります。

② 無償トライアルや学習用ライセンスの活用

一定期間、DataRobotのクラウド環境を学習用アカウントとして無料提供してくれるキャンペーンが定期的に実施されているため、まずはこれを活用しましょう。

③ PCとブラウザの準備

DataRobotはWebアプリとして動作するため、特別なスペックは不要です。ただし、ChromeやEdgeなどの最新ブラウザであること、そしてインターネット回線が安定していることは必須です。


ステップ2:教材攻略編 – 動画・スライド・実技の効果的な使い分け

公式教材の“使い方”が独学成功のカギ

DataRobot Universityの教材は基本すべて英語ですが、次のように多様な形式で構成されています:

  • 動画講義(英語音声+スライド表示)
  • テキスト教材(スライドと同じ内容が文章化されている)
  • 実技課題(DataRobot環境での操作)

独学の場合、この3つを以下のように組み合わせて学習するのが効果的です。

▶ 動画は倍速視聴+キーワード確認

動画は1.5〜2倍速で再生し、重要なキーワード(例えば「Feature Engineering」や「AUC」)だけをノートにメモしましょう。わからない単語は後でまとめて調べればOK。

▶ テキスト教材でスライドの要点を再確認

動画で理解しにくかった部分を、テキスト教材で補完します。重要な概念は、箇条書きや図解にして自分なりにノートにまとめると定着します。

▶ 実技で“手を動かして”理解を深める

知識だけではなく、実際に操作して予測モデルを作ることで、「なるほど、こういうことか」と腑に落ちる体験が得られます。ここがDataRobot学習の最大の魅力です。


ステップ3:英語が苦手でも大丈夫!翻訳&辞書の活用術

「英語がネックで手が出せない…」という人も多いですが、実際は以下のようなツールを活用することで、ほとんど問題なく学習可能です。

活用すべきツール一覧:

  • DeepL翻訳:自然な日本語訳が得られる
  • Google翻訳のChrome拡張機能:画面全体をそのまま翻訳
  • Grammarly + ChatGPT:わからない表現を補足的に確認

英語に関する心構え:

  • 完璧に理解しようとしなくてOK。重要なのは「AIとは何か」「どう使うか」がわかること。
  • 専門用語(例:Model Accuracy、Overfitting)は日本語でも難しいので、英語のまま覚える方がむしろ効率的。
  • 実技を通して感覚的に理解できるので、文脈でつかめば十分。

ステップ4:時間管理と習慣化 – 独学最大の敵を倒すには

独学の最大の壁は「継続できないこと」です。AI EssentialsやML Developerは、どちらも10〜15時間程度で完了しますが、それをいかに日常のスケジュールに落とし込むかがカギとなります。

おすすめ学習スケジュール例(平日型):

時間帯内容
朝の30分動画視聴とノート取り(1チャプター)
昼休みQuizや理解度チェック
夜の30分実技課題の操作

習慣化のコツ:

  • カレンダーに“学習予定”としてブロックを設定する
  • 学習記録ノート(Google DocsやNotion)を作成し、毎日更新
  • 週末に1時間まとめて実技に取り組む「集中学習時間」を確保

これらを実行することで、約2〜3週間で1資格を取得するペースが実現可能になります。


ステップ5:模擬試験と試験対策 – 合格を確実にする復習法

DataRobotの資格試験は、いずれも**オンライン選択式(CBT方式)**で、実技は不要です。ただし、正確な知識と応用力が問われるため、最後の1週間は試験対策に特化しましょう。

試験対策チェックリスト:

  • 各章の「Knowledge Check」で80%以上の正答率をキープ
  • 実技課題の内容を自力で再現できるか確認
  • モデル評価指標(LogLoss, ROC, Lift Chartなど)を使いこなせるか
  • よく出る英単語・概念をまとめて暗記(例:Target Leakage, Holdout)

また、DataRobot UniversityのSlackやフォーラムに参加すれば、他の受講者との交流やヒントの共有もできます。


ステップ6:合格後の活用方法と次のステップへ

資格に合格したら、それを活用しない手はありません。独学で取得した実績は、自律性とスキルの両方をアピールできる貴重な武器です。

資格の活用例:

  • LinkedInに資格証明をアップ(DataRobot発行の証明書付き)
  • 社内研修やAIプロジェクト提案時に活用
  • 転職活動や副業案件での実績として提示

また、AI Essentials → ML Developer → ML Data Scientistとステップアップしていくことで、AI活用の実力を段階的に高めていくことができます。


まとめ:DataRobot資格は独学でも十分に合格可能!着実に学べば必ず結果が出る

DataRobot Universityの資格は、正しい勉強法とツールを使えば、完全に独学で取得可能です。そして、取得後にはそのまま実務に活かせる強力なスキルセットが手に入ります。

以下が独学で成功するためのポイントです:

  • 動画・テキスト・実技を組み合わせて学習
  • 英語にはDeepL・翻訳拡張機能で対応
  • 毎日の学習時間を習慣として確保
  • 知識と操作の両面から理解を深める
  • 試験直前には復習と知識の整理に集中

「AIを学びたいけど、スクールに通う時間やお金がない…」という方こそ、DataRobot Universityでの独学取得が最適解となるでしょう。

今日からでも、あなたのAIスキルへの第一歩を踏み出してみてください。

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