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初心者必見!DataRobot UniversityでAIスキルを身につける方法

AIや機械学習が急速に普及し、今や多くの業界で「AIスキルを持っていること」が強みになる時代となっています。しかし、AIを学びたいと思っても、「どこから手を付ければいいのか分からない」という声も多く聞かれます。そんな初心者におすすめしたいのが DataRobot University。このプラットフォームは、実践的な学習を通して誰でも段階的にAIスキルを習得できるように設計されています。


1. DataRobot Universityとは?その役割と目的

DataRobot University(以下、DRU)は、DataRobot社が提供する公式のオンライン教育プラットフォームです。主に以下のような目的で設計されています。

  • DataRobotプラットフォームの活用スキルを育成
  • AI/機械学習の理論と実践の橋渡し
  • 企業内でAIを導入・活用するための人材育成

最大の特徴は、「ノンエンジニアでもAIを扱えるようになること」。一般的なAI学習プラットフォームが数式やコードを重視する一方、DRUはGUIベースでモデル構築が可能なDataRobotの操作に重点を置いています。これにより、ビジネスパーソンや現場の担当者でも、抵抗なくAI活用に踏み出せるのです。

また、教育コンテンツはDataRobotの認定資格と連動しており、体系的にスキルアップを図れる点も大きな魅力です。


2. 初心者が学ぶべき基礎コースとは?おすすめ3選

DataRobot Universityには多数のコースがありますが、特に初心者におすすめしたいコースを3つ紹介します。

① AI Essentials(旧:DataRobot Essentials)

DataRobotの最も基本的な操作を学べる入門講座です。

  • プロジェクトの立ち上げ
  • データのアップロードと前処理
  • モデルの自動作成と比較
  • 予測の実行と結果の可視化

このコースを修了することで、AIプロジェクトの全体像を掴むことができ、後続の中級・上級コースにもスムーズに移行できます。

② AI for Everyone

ビジネスパーソン向けの講座で、AIの基本概念や活用事例を中心に学習します。AIとは何か、どのように使われているか、導入のメリット・リスクなどを学べます。

  • プログラミング不要
  • 理論と実務のバランスが良い
  • プレゼン資料にも使える知識が豊富

③ Time Series Modeling

時系列データに特化した講座で、売上予測や在庫管理など、ビジネス現場での応用がしやすい内容です。基礎から解説されるため、数学的知識が少ない人でも安心して学べます。


3. 学習スタイル:動画・演習・テストの三位一体

DataRobot Universityの学習は「見て、やって、確認する」の3ステップで構成されています。

■ 動画講義

分かりやすいスライドとナレーションで、初心者でも無理なく理解できるよう構成されています。1本あたり5〜15分と短めなので、スキマ時間に学習可能です。

■ ハンズオン演習

DataRobotの実際の画面を使って、演習問題を操作しながら学習します。例題のデータセットが提供され、自分でモデルを構築し、その精度を評価する体験ができます。

■ 確認テスト・修了証

章末にはクイズ形式の確認テストがあり、理解度をその場でチェックできます。また、コース修了時にはデジタル修了証(Certificate)が発行されるため、学習成果を可視化できます。


4. なぜ初心者におすすめなのか?5つの理由

① コーディング不要

DataRobotはGUIで操作するため、PythonやRのスキルがなくても問題ありません。機械学習のロジックを感覚的に理解できる構成になっています。

② 実務ベースの構成

DRUの講座は理論に偏らず、「どのようにビジネス課題にAIを適用するか」に重点を置いています。すぐに職場で活用できる知識が得られます。

③ 自分のペースで学べる

すべての講座はオンデマンド形式なので、忙しいビジネスパーソンや学生でも、自分の都合に合わせて学習を進められます。

④ 認定資格と連動

講座を修了すると、そのままDataRobot認定資格(EssentialsやAssociate)の受験対策にもなります。キャリアアップの武器にもなります。

⑤ 日本語対応が充実

近年、日本語字幕付きの動画や日本語資料も増えてきており、英語に不安がある方でも安心して学べます。


5. 効果的な学習の進め方とコツ

初心者がDataRobot Universityで効率よく学ぶためのポイントをいくつか紹介します。

ステップ①:ゴール設定

「資格を取りたい」「社内でのプロジェクトに活かしたい」など、最初に明確な目的を持つことで学習のモチベーションが高まります。

ステップ②:短時間学習を習慣化

1日15分でもOK。継続的に進めることで、着実に理解が深まります。毎日1講座ずつ進めるのがおすすめです。

ステップ③:実務や興味あるデータで復習

演習用データに加え、自分の業務データや関心あるテーマでモデルを作成してみると、理解が飛躍的に深まります。

ステップ④:分からないことはコミュニティで質問

DataRobotの公式コミュニティやSlackグループでは、学習者同士の情報交換が活発です。疑問は積極的に共有しましょう。


6. 受講後のキャリアへの活かし方

DataRobot Universityの学習成果は、様々な形でキャリアに活かすことができます。

転職活動に

修了証や資格は、履歴書やポートフォリオに記載可能です。特に「AI導入経験あり」「AutoMLツールを扱える人材」は今後ますます需要が高まります。

社内のAIプロジェクトに参画

基礎コースを終えることで、AIを導入する社内プロジェクトに積極的に関与できるようになります。IT部門と現場の橋渡し役としても重宝されます。

ステップアップ学習へ

DataRobot Universityは初級〜上級まで幅広いコースがあるため、初級から段階的にスキルを伸ばすことができます。API連携やMLOpsなど、実務的な応用領域にも挑戦可能です。


7. まとめ:今こそ始めよう、AI学習の第一歩

DataRobot Universityは、AI初心者にとって理想的な学習環境です。難しい理論やプログラミングから入るのではなく、「まず使ってみる」「成果を実感する」ことを通して、AIを“自分の武器”にすることができます。

これからの時代、AIは特別なスキルではなく、“誰もが使いこなすべき道具”になっていくでしょう。その第一歩を踏み出すなら、DataRobot Universityが最適です。

ぜひ今日から、気軽にAI学習を始めてみてください。


おわりに
本記事では、初心者がDataRobot UniversityでAIスキルを効率的に学ぶ方法を解説しました。実務直結型のコースとわかりやすい内容により、誰でも無理なくAI活用力を高めることができます。次回は、中級者向けの「MLOps講座」や「時系列分析の実践活用」についてもご紹介していきます。お楽しみに!

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