CCNAとは?
「CCNA」とはネットワークエンジニアの技能を検定する試験です。
世界最大のネットワーク機器メーカーのシスコシステムズ社がCCNA試験を実施しています。
ネットワーク業界の中でも有名なCCNA資格は、ルーターやネットワークスイッチに関する技術証明や基礎的なネットワーク技術を持つ証明となります。
CCNAの改定について
Cisco試験は何故改訂されるのでしょうか?
背景としてネットワークエンジニアに求められる知識量が急激に増えてきているというものがあります。
これまでCCNAと言えば「CCNA Routing&Switching」のように特定の機器や技術に特化されていましたが、現在のネットワークは無線やクラウド、プログラミングも絡んできています。
これらの新たな技術に対応するため、試験が改定されたといわれています。
これまでCCNAの試験では多くの方が CCNA Routing & Switching の試験を受験していたと思います。
この試験はICND1(CCENT)とICND2の両方の範囲を合格することで認定される試験でした。
今回の改訂で試験科目自体は1つにまとめられ、受験は一回で済むようになります。
CCNAの試験範囲は?
CCNA試験(200-301)は、大きく以下の6つの分野から出題されることになります。
・ネットワークの基礎( Network fundamentals )20%
・ネットワーク アクセス( Network access )20%
・IPコネクティビティ( IP connectivity )25%
・IPサービス( IP services )10%
・セキュリティの基礎( Security fundamentals )15%
・自動化とプログラマビリティ(Automation and programmability)10%
CCNAの試験範囲は公式にも詳しくのっていますので、確認してみてください。
・ 100-105: Interconnecting Cisco Networking Devices Part 1(ICND 1)
https://www.cisco.com/c/ja_jp/training-events/training-certifications/exams/current-list/100-105-icnd1.html#~Topics
・ 200-105: Interconnecting Cisco Networking Devices Part 2(ICND 2)
https://www.cisco.com/c/ja_jp/training-events/training-certifications/exams/current-list/200-105-icnd2.html#~Topics
・ 200-125: Cisco Certified Network Associate(CCNA)
https://www.cisco.com/c/ja_jp/training-events/training-certifications/exams/current-list/200-125-ccna.html#~Topics
CCNAの出題形式は?
CCNA試験はPCで行われますが、その試験では以下の様々な形式で試験問題が出題されることになります。
◆選択問題(単一選択)
4問前後の選択肢から、正しい回答を1つ選択します。
◆選択問題(複数選択)
6問前後の選択肢から、正しい回答を複数選択します。
◆入力問題
正解となるコマンドや特定の値を、試験問題上の入力フォームに従って入力します。
◆ドラッグアンドドロップ問題
複数の項目から適切なものを選択して正しく結びつけるのためにマウスでドラッグアンドドロップします。
◆シナリオ問題
ネットワーク構成が示された長文形式の問題であり、複数の問題に対して回答していきます。
◆シミュレーション問題
シミュレータ上でネットワーク機器の操作を行い、要件を満たすようにCiscoコマンドを入力していきます。