未経験から基本情報技術者試験に合格できるのか?
結論からいうと合格できます。
ただそれは適切な勉強法を実現できた人のみが合格できるのです。
私と一緒にみていきましょう。
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基本情報技術者試験とは
基本情報技術者試験は情報処理技術者試験の一区分である国家試験です。
受験に条件はありません、誰でも受験することができます。
ITパスポートなどの資格は「ITを利用する側」の資格ですが、基本情報技術者試験は「IT技術を提供する側」の資格といえます。
エンジニアとしてのキャリアを始めるなら、まず初めに取得したい資格です。
未経験だけど基本情報技術者試験に合格できる?
未経験から基本情報技術者試験に合格できるのか?
結論からいうと合格できます。
この記事は以下のような人でも試験に合格できることを証明します。
- 入社したばかりのエンジニア
- 文系出身
- IT業界未経験
- プログラミング経験はほとんど無し
未経験で基本情報技術者試験に合格するのに必要な勉強時間
私が勉強開始したのが平成30年12月の大学3年生のときでした。
受験したのが平成31年4月でしたので4ヶ月かかっています。
しかしこのうち集中して勉強にさけたのは2ヶ月程度でした。
未経験の方でも2ヶ月程度で合格できるということを伝えたいです。
基本情報技術者試験の構成
基本情報の試験は午前試験と午後試験があり、どちらの試験も合格する必要があります。
問題数 | 時間 | 合格得点 | 形式 | |
---|---|---|---|---|
午前 | 80問 | 150分 | 60点 | 小問形式/選択式 |
午後 | 13問中7問選択 | 150分 | 60点 | 大問形式/選択式 |
午後試験の対策も早めに行うのが重要です。
基本情報技術者試験の難易度
基本情報技術者試験ではハードウェアやネットワークの知識はもちろん、ITの企業利用についても問われ、広範な知識が求められます。
同じような資格にITパスポートがありますが、難易度としては基本情報技術者の方が高く、新卒の就活の場合履歴書に書いても恥ずかしくない資格であるということは間違いないでしょう。
逆に言うとITパスポートは簡単すぎるため、特にアピールにならないです。
未経験で基本情報技術者試験に合格するための方法
学習スケジュール
2ヶ月で合格するためにはどのような計画をねればよいでしょうか?
筆者の場合は以下の様なスケジュールで学習を進めました。
1~2週間目: 参考書で基礎を勉強
3~4週間目: 問題集で問題形式になれる
5~8週間目: ひたすら過去問を解く
参考書で勉強
次の参考書をつかって基礎を学習します。
これらの参考書は試験範囲で重要な項目を丁寧に解説してありますので、文章だらけの教科書が苦手な方にはもってこいです。
これらはどれもポイントが一行、多くても二行で書かれていて非常にわかりやすく、テキストを読み込むときも要点だけをすばやく復習することができました。
資格試験のテキストというと、「試験範囲をくまなく解説」を売りにしている本が多い中、出題回数の少ない分野をばっさり切り捨てて、重要な分野を中心として合格点を取ることを第一目的に考えられたこの本のコンセプトはなかなかすごいと思います。
問題集で繰り返し演習
次の問題集を繰り返しといてください。
これらの問題集のおすすめポイントは掲載されている問題数の多さがあげられます。
これだけの問題を解ききったらもう本番で見る問題は見たことがある問題の類似問題のように感じることでしょう。
問題の内容を暗記するくらい解いたら合格はすぐそこでしょう。
基本情報技術者試験に合格するメリットとは
この章では基本情報技術者試験を取得するメリットについて紹介していきます。
一番大きなメリットとしては、この資格を持っていれば知識の証明になるため仕事上の信頼を得たり、提案に説得力を持たせることができるということです。
今回は就職、転職に注目して紹介していきます。
就活生でIT企業を目指しているなら
もしあなたが就活生でIT企業を目指している、エンジニアを目指しているという事なら、この資格を取っておいて損はありません。
入社後、受験を義務付けている会社もあるくらいなので、学生のうちに取得できればかなり有利に働くはずです。学生のうちに取得するには難しい資格かもしれませんが、ぜひ挑戦してみてください。
基本情報技術者試験がどうしても難しいと感じるならITパスポート試験でもかまいません。
なにかしら自分で調べ努力した証が企業へ伝わればよいのです。
非IT企業からIT企業へ転職を目指しているなら
もしあなたが非IT企業から、IT企業への転職を目指しているなら、取得できればかなり大きなアピールポイントになるでしょう。
非IT企業からIT企業への転職は、ITの知識や技術力の証明等が簡単にはできません。資格があれば一つの証明になるため転職活動にも生かすことができます。
IT知識に自信がない方にとっては難しい試験かもしれませんが、取得できれば自信にもつながります。ぜひ挑戦してみてください。
上記の企業を狙う場合はさらにその上の応用情報技術者を目指してみてもいいかもしれません。