
エンジニアの中でも、インフラエンジニアはとくにきついと思っている方は多いのではないでしょうか。
インフラエンジニアに興味はあるものの、きついという噂を聞くことで不安を抱いている人も多いでしょう。
特に未経験でこれからインフラエンジニアに転職しようと考えている人にとって、実際の仕事のきつさは気になるところです。この記事ではインフラエンジニアがきついと思われている理由やインフラエンジニアのメリットについて解説します。
同時に女性や未経験者でもインフラエンジニアになれるのか、といった疑問にも回答していきます。
この記事がおすすめな人
- インフラエンジニアはほんとにきついのか知りたい
- インフラエンジニアがきついと言われる理由が知りたい
- インフラエンジニアは女性でもできるか知りたい
- インフラエンジニアは未経験でもなれるか知りたい
Contents
インフラエンジニアはきついと言われるがほんとにきついのか?

インフラエンジニアはよくちまたでは、仕事がきつい、仕事がおもしろくない、と言われることがおおいです。
結論からいいますと、実際はきつくない、知的好奇心をくすぐるおもしろい仕事が多い、というのが回答です。このように世間から、仕事がきつい、仕事がつまらない、と思われている理由を考えてみようと思います。
たとえばインフラエンジニアがきついと言われる理由として、夜勤や休日の緊急対応があることがあげられます。しかし実際は勤務環境は自由であり、体力的にも問題ないような仕組みがととのえられていることがほとんどです。
未経験者はなにもおそれることはありません。次でくわしく解説します。
インフラエンジニアはきついと思われる理由
インフラエンジニアがきついと思われている理由はいくつか存在します。しかし実際はそのどれもが思い込みであることがおおいです。実際はそんなことないという実情も含めて以下で解説します。
夜間の対応がもとめられる
インフラエンジニアは夜間の対応がもとめられることがおおいです。システムは24時間動いており、いつ障害がおきて使えなくなり、復旧が必要になるかわからないためです。
システムはつねに正常に動き続けている必要があるため、夜間だからといって対応しないわけにはいきません。夜間には問題があったときに電話がかかってくるシステムを利用しているところがおおいです。またシステムのメンテナンスは利用者が少ない夜間におこなわれることがおおいです。
現実は、つねに夜間の対応が必要ということもなく、チームで分担して対応することがおおいです。また夜間対応したときは出社時間を遅らせたり、時間の融通がきく体制を組んでくれている企業もあります。休日の対応がもとめられる
インフラエンジニアは休日の対応がもとめられることがおおいです。システムは24時間動いており、いつ障害がおきて使えなくなり、復旧が必要になるかわからないためです。
とくにシステムに大きな変更や新規のインストールなどをおこなう場合は、システムが使われにくい休日や、利用者が減少する連休などに作業をする必要があることがあります。
現実は、休日はたらいた分はしっかり代休をとることができたりと体力的にはやさしいです。代休の平日は外部の施設がすいていたりとお出かけする際のメリットもあります。時間をとわない緊急の対応がある
インフラエンジニアは時間をとわない緊急の対応がもとめられることがおおいです。たとえば平日の日中帯だとしても御飯をたべているときも休憩しているときも対応する必要がでてきます。システムは24時間動いており、いつ障害がおきて使えなくなり、復旧が必要になるかわからないためです。
現実は、インフラエンジニアはチームで動いており、そのため平日の日中帯の食事や休憩をしているときにはチームの別のかたが対応してくれることがほとんどです。システムの問題が解決し復旧するまで帰れない
システムに障害が発生したときは、その問題を特定し解決するまでは対応からはなれることはできません。利用者がたのしみにして使っているWEBサービスがとまったままなのにゆっくり帰ることは普通に考えればありえないことでしょう。きちんと解決し、サービスを復旧させるまで対応すべきだと考えます。
現実は、システムの運用や障害対応はチームでおこなっていることがほとんどですので、ベテランのかたやチームリーダーのかたが一緒に調べて対応してくれます。その過程で知らなかった知識もつきますので自分もより成長できるでしょう。体調管理がむずかしい
インフラエンジニアは24時間365日の対応がもとめられます。そのため夜間の対応が断続的にはいったときには寝不足などの体調不良がでてくることがあるかもしれません。睡眠の質を担保したり、生活リズム、食生活のバランスをとることがむずかしいといわれることがおおいです。
現実は、夜勤もシフト制になっていることがおおく、常にひとりで対応しなければならないといったことにはならないので安心してください。また夜間対応したときには次の日はおくれて出社できる企業もおおいです。また年齢がわかりひとであれば、そんなに負担にもならないでしょう。残業が多い
インフラエンジニアは不規則な時間の対応がおおいため、必然的に残業がおおくなり激務なのではないかと思われるかたもおおいでしょう。
現実は、イレギュラーな時間帯に対応した分は通常の業務時間から減らすことがほとんどです。不規則な時間帯はたらくことのデメリットがへんに強調されてしまっている結果だとおもわれます。残業がまったくない現場も現在では多いです。ハードウェア管理の仕事だとデータセンターに行くことがおおい
職種にもよりますが、サーバーのハードウェア管理の職種や、ネットワーク構築関係の職種では機器がおいてあるデータセンターにいくことがあるかもしれません。その頻度によってはわざわざ行くことがめんどうくさいと感じるひともいるでしょう。また機器が置いてあるサーバールームがおもったより寒いといった事象もあります。
現実は、クラウドの台頭により、企業の規模にかかわらずおおくの企業でインフラとしてAWSなどのクラウドが採用されており、データセンターなどの現地での作業はほとんどありません。幅広い知識がもとめられる
インフラエンジニアには幅広い知識がもとめられます。システムを設計構築するのには、OSやネットワークに関連する知識だけでなく、ハードウェアのスペックに対する知識などいろいろな知識がもとめられます。
現実は、すぐに全部の領域の知識をつけられるひとなんていないのでひとつずつ業務をとおして覚えられる指導カリキュラムや環境がととのっていることがほとんどです。安心してください。責任が重くのしかかる
利用者がおおいWEBサービスなどの運用にはおおきな責任がともなわれます。中途半端なシステムを構築して大勢の利用者に迷惑のかかることがあってはなりません。
現実は、ひとりでその責任をせおいこむ必要はありません。大抵のシステムは大規模でありチームで構築しています。チーム全体でフォローしあってすすんでいく体制がととのっていることがおおいです。その責任感すらもたのしんですすんでいけるといいと思います。注意力が求められる
インフラエンジニアの作業には注意力の高さがもとめられます。理由としてはインフラエンジニアがシステムのすべての権限をもっていることがおおく、問題がおきたときにも協力な権限をもって対応することがほとんどです。その際ミスによってシステムをさらに壊してしまえば利用者に甚大な被害がでてしまうでしょう。
現実は、作業時のレビュー体制がととのっていますので、ひとりでなにか作業をしてシステムをこわしてしまう、といったことは少ないです。仕事が単調である
インフラエンジニアはほかのプログラマーなどのエンジニアと比較すると仕事が単調でつらいという印象を持つ方もいるようです。
現実は、システムをつくりあげるためにはさまざまな知識を組みあわせて対処する必要があり、毎日が非常にエキサイティング。最新の技術に触れる機会もおおく刺激にあふれています。仕事が縁の下の力持ち的な役割で目立たない
インフラエンジニアはほかのプログラマーなどのエンジニアと比較すると表にたつことが少なく縁の下の力持ち的な役割です。ゲームがヒットすれば注目されるのは開発したエンジニアであることがほとんどだからです。
現実は、そのヒットしたゲームはインフラエンジニアがいなければ達成されなかったものでり、非常に重要な役割で称賛されることがおおいです。大規模なアクセスをさばききったときの達成感はこの上ないものでしょう。年収が低い
インフラエンジニアの年収が低いと思っている人もいるようです。しかしそれは勘違いです。
現実は、まずエンジニアとうい職種は平均年収よりはぜんぜんうえです。さらにインフラエンジニアの場合は幅広い能力がもとめられるので、より給料があがる傾向にあります。フリーランスになる能力があるインフラエンジニアの場合は年収1000万円を超える人も多いです。インフラエンジニアは女性でも大丈夫か

結論としてはまったく問題ないです。むしろ女性にとってははたらきやすい職種であるとまでいえます。以下にその理由をみていきます。
自由な場所と時間ではたらける
エンジニアは自身が作成した成果物で評価されます。したがって、いつどこではたらくかはそこまで重要視されていません。IT企業の中には、在宅勤務やリモートワークを推奨している会社がおおいです。なにか予定があるときは、あいている時間ではたらけば問題ありません。女性の場合は、家事や育児の合間ではたらくことも可能でしょう。
手に職がつくので産休後も職場に復帰しやすい
インフラエンジニアをやっていると必然的にIT技術という手に職がつくことになります。そのため産休などで期間があいて職場に復帰したときもその技術力で再度現場においつくことが可能です。産休・育休が取りづらいという業界もあるようですが、インフラエンジニアの業界ではそんなことはありません。
産休をあけて30代や40代で活躍している女性エンジニアもおおいです。このように長い目で見ていいキャリアを築くことができるでしょう。
評価は男女平等
世の中には男性のほうが評価されやすい職種もあります。しかしインフラエンジニアの場合は基本的に男女平等に評価されます。女性だから昇進できなかったり、給料が低く設定されているということはありません。
インフラエンジニアのような専門的な職業は技術力と成果物で評価されます。そのため結果を出すことにこだわってやっていく必要があります。
未経験でもインフラエンジニアになれるのか

結論としてはなれます。しかしどこの企業にいってもいいというわけではなく、いくつかの注意点があるのでみていきます。
未経験の場合は入社する企業が重要
インフラエンジニアはブラックな会社には要注意です。ブラックな企業は社員のことを考えていなかったり制度がととのっていないことがほとんどです。
エンジニアの業界は一歩まちがうと多重下請けな構造が存在する業界なので、職場によっては長時間労働で低賃金ということになってしまうかもしれません。
そのため転職活動は慎重に行う必要があります。転職したい会社を見つけたら、掲示板や就職・転職サイトの口コミもチェックして問題ないか確認してください。
配属される現場も重要
どういう雰囲気のチームかも気になるところです。現場のチーム内で協力体制はととのっているか、夜間の対応が当番制になっているか、といった点に注意してヒアリングするといいでしょう。
夜間の勤務が嫌な場合は、転職する際にしっかりと希望を出して相談するようにしましょう。
インフラエンジニアとして頑張るメリット
実力世界のため学歴は関係ない
インフラエンジニアには、学歴や年齢に関係なくチャレンジし出世できるチャンスがたくさんあります。完全に実力主義の世界であり、技術力と成果物で評価される世界です。努力と能力の量におうじて経験がつみかさなり年収もあがっていくので、非常にやりがいのある職種でしょう。
大手で働くチャンスができる
未経験からインフラエンジニアに挑戦しても、しっかり業務をやって経験を積めば大企業で働くチャンスがでてきます。もっとおおきな企業でおおきな仕事がしたいと思っているひとにとってはこの上なくいい選択だと思います。
常に新しいことを勉強し、自己研鑽をする姿勢がだいじですが、IT業界が売り手市場である現代において転職はとても有利になるでしょう。
幅広い知識は強みになる
インフラエンジニアとして手に職をつければ今後職にこまることはなくなるでしょう。ITの重要度が社会全体でたかまっているため、インフラエンジニアとしての需要も今後は増加していくことが見込まれます。
需要が増加していく領域において、積みあげた知識と経験はかけがいのない財産になることでしょう。インフラエンジニアは需要が高い
インフラエンジニアは社会的な需要が高いこともあげられます。インターネットを利用しないひとのほうが少なってきた現代において、それをささえる存在であるインフラエンジニアの存在は、現代社会においてなくてはならない存在なのです。
以下の記事もおすすめですので、是非読んでインフラエンジニアの理解を深めてください。