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GCPのAI・機械学習サービスを使いこなす!試験に役立つハンズオンプロジェクト5選

GCPのAI・機械学習サービスを最大限活用する方法とは?

Google Cloud Platform(GCP)は、AI・機械学習(ML)を学び、実践するための豊富なツールとサービスを提供しています。GCPを利用することで、AIやMLの基礎から応用まで幅広く学べるだけでなく、プロジェクトを通じて実践的なスキルを身につけることができます。本記事では、GCPを活用した5つのハンズオンプロジェクトを紹介します。これらは、実務にも試験準備にも役立つ内容となっています。


第1章: 自然言語処理を学ぶ - Cloud Natural Language APIでテキスト分析

自然言語処理(NLP)はAI・MLの中でも非常に注目される分野です。GCPのCloud Natural Language APIを使用して、テキストの感情分析やエンティティ抽出を行うプロジェクトを試してみましょう。

プロジェクト概要

このプロジェクトでは、以下のことを学びます:

  • Cloud Natural Language APIを利用したテキスト分析
  • 感情分析を通じてポジティブ/ネガティブなテキストの判定
  • エンティティ抽出を用いた固有名詞や場所の特定

実践ステップ

  1. GCPプロジェクトを作成し、Cloud Natural Language APIを有効化。
  2. テキストデータを用意(例:カスタマーレビューやニュース記事)。
  3. PythonまたはNode.jsを使用してAPIにリクエストを送信し、結果を可視化。

第2章: 画像分類を体験 - AutoML Visionでカスタムモデルを作成

GCPのAutoML Visionを利用すると、簡単に画像分類モデルを作成できます。このプロジェクトは、AI初心者から中級者までおすすめです。

プロジェクト概要

このプロジェクトでは、独自のデータセットを使用してカスタム画像分類モデルを構築します。具体的には:

  • データの収集とラベル付け
  • AutoML Visionを使ったモデルトレーニング
  • 新しい画像を用いた予測の実行

実践ステップ

  1. データセットを準備(例:花の種類別画像)。
  2. AutoML Visionでデータをアップロードし、モデルをトレーニング。
  3. トレーニング済みモデルをデプロイし、テストデータで検証。

第3章: 音声認識の基本 - Cloud Speech-to-Textで文字起こし

Cloud Speech-to-Textは、音声データを文字データに変換するための便利なツールです。このプロジェクトでは、音声データを処理し、テキスト化を行います。

プロジェクト概要

以下の課題に取り組むことができます:

  • 音声データの準備とGCPバケットへのアップロード
  • Cloud Speech-to-Text APIを使用して音声データを文字起こし
  • 結果の正確性を評価

実践ステップ

  1. GCPコンソールでCloud Speech-to-Text APIを有効化。
  2. 音声データをGoogle Cloud Storageにアップロード。
  3. APIを呼び出し、文字起こし結果を取得。

第4章: 機械学習モデルを構築 - Vertex AIでエンドツーエンドMLパイプライン

GCPのVertex AIを活用すれば、データの前処理からモデルのデプロイまで、すべてを一貫して行うことが可能です。

プロジェクト概要

このプロジェクトでは、実際の機械学習パイプラインを構築します:

  • データセットの準備と前処理
  • モデルのトレーニングと評価
  • エンドポイントへのモデルデプロイと予測の実行

実践ステップ

  1. Kaggleや公的データセットからデータを収集。
  2. Vertex AIでJupyter Notebookを使用し、データの前処理とモデルのトレーニングを実行。
  3. デプロイしたモデルをAPI経由で利用。

第5章: データ可視化とインサイト抽出 - BigQuery MLでSQLによるモデル作成

SQLの知識を活かして機械学習モデルを構築できるのがBigQuery MLの特徴です。データアナリストやSQL経験者にとって親しみやすいツールです。

プロジェクト概要

このプロジェクトでは、BigQueryを使用して以下を行います:

  • 大規模データセットの分析
  • SQLクエリを使ったモデル作成
  • 予測結果をダッシュボードで可視化

実践ステップ

  1. BigQueryでデータセットをロードし、SQLで前処理。
  2. BigQuery MLを利用して回帰や分類モデルを作成。
  3. Data Studioと連携して予測結果を可視化。

まとめ

GCPを使ったハンズオンプロジェクトは、AI・MLのスキルを実践的に学ぶのに最適です。本記事で紹介した5つのプロジェクトは、初心者から中級者までが取り組みやすい内容となっています。試験対策だけでなく、実務に役立つスキルも身につけられるため、ぜひ挑戦してみてください。

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