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【計算問題はどのくらい?】ITパスポートの計算問題の割合を紹介します

今やITパスポート試験は理系だけのものではなく、社会人一般が知っておくべきIT系の知識と言われています。

ただ、ネット上にもITパスポートを受けてみたいが、計算問題が苦手で受けるのを躊躇していると言った声が見受けられます。

そこで、この記事では、ITパスポートの問題中、計算問題がどれくらい出題されているのか、もし、すべて捨てたとしても合格できるのかを検証してみました。

ITパスポートの計算問題が苦手なひとは思い切って捨ててしまおう

全体の1割にも満たない計算問題に力を注ぐよりも、苦手なら思い切って完全に捨ててしまうのも一つの手です。

もし、ITパスポート試験が大学受験のように上位より定員数を合格とするような試験であれば、たとえ1割ないとしても計算問題を捨てるのは大きなリスクになります。

しかし、他の一般的な資格と同様に、ITパスポート試験は他の受験者と競争するような試験ではありませんので、合格ラインぎりぎりでも合格は合格です。

ITパスポートの計算問題のシミュレーター

こちらに、シミュレーターが公開されています。
https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/html/guidance/trial_examapp.html

上記HPの27年秋季のシミュレーターでは、表計算やアルゴリズムやクリティカルパスの問題を計算問題ととらえるなら、約1割でした。

ITパスポートの計算問題の例題

基数変換(進数の変換)問題

テクノロジ分野で頻出なのがコチラの問題です。

2進数から10進数への変換や、その逆に10進数から2進数に変換したりすることを基数変換といいます。テクノロジ系問題ではお馴染みの問題ですが苦手な人の多い問題でもあります。とにかく数をこなして出題に慣れましょう。

例題:2
2進数 10101 を5倍にしたものはどれか?

  • ア:1101001
  • イ:1111101
  • ウ:50505
  • エ:20202

解説
我々は通常10進数で計算を行なっていますので、2進数を一旦10進数に変換し、その値を5倍し、再度それを2進数に変換する….というのが手間はかかりますが、皮膚感覚で理解できる方法ではないかと思います。

正解:ア

稼働率を求める問題

システムの「稼働率」を求める問題もよく出題されています。

また、複数の装置が直列あるいは並列で組み合わされた場合のシステム全体の稼働率も頻出問題ですので答えられるようにしておきましょう。

例題:3
MTBFが700時間で、MTTRが6時間である場合、おおよその稼働率はいくらになるか?

  • ア:0.99 
  • イ:0.42 
  • ウ:1.30 
  • エ:6.94

解説
テクノロジ系分野では稼働率を算出する問題がよく出題されます。
システムの稼働率は平均故障間隔(MTBF)、平均修理時間(MTTR)から求めることができますので 公式を覚えておきましょう。
稼働率 = 平均故障間隔(MTBF) / 平均故障間隔(MTBF) + 平均修理時間(MTTR)

正解:ア

ITパスポートの予想問題

予想問題もありますので、利用してみてください。
https://www.itpassportsiken.com/kakomon/01_yosou/q74.html

ITパスポートの計算問題が苦手なひと

「私は、とても計算分野が苦手なのですが、最悪 計算分野ができなくても合格できるでしょうか? 」

「計算問題の割合自体が数パーセントしかありません。

ですが単純な算数で解ける問題がほとんどです。過去問で演習してみて、あまり構えず、解答を見て計算方法を確認して、わかりそうなら自分で解いてみる、というやり方で良いと思います。難しそうなら無理して理解しようとしなくてOK。たった百分の一の問題に力を入れすぎない方が良いと思います。」

ITパスポート試験に1日の勉強で合格する方法

計算問題が苦手でも1日で合格したひともいるようです。

  • 試験を申し込む 
  • 試験の仕組みを知る 目標10分
  • 教科書を読む×2回 目標3時間
  • 自分の得意・苦手を把握する 目標5分
  • 過去問をひたすら解く 目標:かけられる時間をひたすらつぎ込む

やはり計算問題も過去問をとくのが重要のようです。

ITパスポートの試験内容と過去問からみる出題傾向

計算問題はどのくらいでるのでしょうか?

ITパスポート試験の出題形式は四肢択一方式で問題数は100問、試験時間は120分です。
試験内容は、以下の分野から出題されます。

・ストラテジ系(経営全般):35問程度
・マネジメント系(IT管理):20問程度
・テクノロジ系(IT技術):45問程度

合格点は、総合評価点1,000点満点中600点以上、かつ分野別評価点もそれぞれ1,000点満点中300点以上である必要があります。
例えば、ストラテジ系が900点、マネジメント系が900点、総合評価点が650点としても、テクノロジ系が200点であれば、不合格です。

また上記の評価点は項目応答理論という方式を採用しており、1問が何点という形式になっておらず、受験者は配点がわかりません。
ITパスポート試験の合格率は5割程度で、難易度がそこまで高くありませんので、配点に関しては難しく考えずに試験にのぞみましょう。

過去問をみると計算問題は 1 割ほどのようです。

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