「基本情報技術者は独学で合格を狙えるの?」
「基本情報技術者の勉強法や勉強のコツが知りたい!」
独学でも基本情報技術者試験に合格できるのでしょうか?
結論からいうと合格できます。
私は事前IT知識はゼロの状態で、独学のみで試験勉強を行いました。
その結果合格することができましたので、方法を書かせてもらいます。
Contents
基本情報技術者試験とは
IPA情報処理推進機構によると基本情報技術者試験は、
高度IT人材となるために必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身に付けた者を対象とした、情報処理の促進に関する法律」に基づき経済産業省が情報処理技術者としての「知識・技能」が一定以上の水準であることを認定している国家試験である
とされる、ITエンジニアの登竜門として認知されている、持っていて損は無い国家資格です。
基本情報技術者試験の問題形式
基本情報技術者試験はどのような問題形式なのでしょうか?
みていきましょう。
午前問題
試験時間150分で全80問を回答し、問題は4択で出題されます。
実質1問当たり2分以内で解かなければいけませんが、出題の約半数近くは過去の問題の繰り返しの為、計算問題につまづかなければ時間に焦る必要はないかと思います。
午後問題
内容は午前問題より難しくなります。
11問中5問(選択問題を含む)を回答します。
アルゴリズムとソフトウェア開発の問題が特に難しいです。
問1 | 情報セキュリティ | 必須1問 | 20点 |
---|---|---|---|
問2〜問5 | ソフトウェア・ハードウェア | 4分野から3問出題 1問選択 | 15点 |
データベース | |||
ネットワーク | |||
ソフトウェア設計 | |||
プロジェクトマネジメント | 4分野から1問選択 | 15点 | |
サービスマネジメント | |||
システム戦略 | |||
経営戦略・企業と法務 | |||
問6 | データ構造及びアルゴリズム | 必須1問 | 25点 |
問7〜問11 | ソフトウェア開発(C) | 5問中1問選択 | 25点 |
ソフトウェア開発(COBOL) | |||
ソフトウェア開発(Java) | |||
ソフトウェア開発(アセンブラ) | |||
ソフトウェア開発(表計算) |
私のスペック
私は不動産関係の営業職で、普段は会社員をしていました。
もともと文系でITの知識はほとんどありませんでした。
そんな私でも合格できた方法をお伝えします。
基本情報技術者は独学で受かるのか
基本情報技術者試験はITエンジニアの登竜門としての役割を果たしている試験で、IT業界に勤めていたりIT業界への転職を目指す人にとっては必須です。
合格率は20~30%と情報セキュリティマネジメントと比較すると低い率になっているため、決して簡単な試験ではありません。
しかし、IT系資格の登竜門的な意味合いも兼ねている試験であるため、独学で十分に合格が狙えるような試験となっています。
勉強時間の目安
私は試験の3ヶ月前(前半2ヶ月は午前対策、後半1ヶ月は午後対策)から勉強を始め、200時間程の勉強時間でした。
他の方の例を参考にしても、初学者は最低でも200〜300時間は勉強時間が必要な様です。
試験の日は決まっているので、余裕をもって始めると良いですね。
独学で勉強するメリット
自分のペースで勉強可能
予備校や通学講座などを利用する場合は、カリキュラムが予め組まれており授業の進むスピードが決められています。
このように予め授業の日程が組まれていると、忙しい社会人などは日程調整ができずに結果的に勉強がしにくくなってしまうことがあります。
しかし一方で、独学の場合は自分の仕事や家庭の都合を踏まえた上でスケジュールに合わせて勉強計画を立てることができるため、予備校などを利用するよりも効率的に勉強できるケースもあります。
例えば、忙しくない曜日に集中して多くの勉強をこなしたりスキマ時間を活用したりすることが出来るため、勉強の進行速度を自分専用のものにアレンジして勉強スケジュールを管理できる強みがあるのです。
費用を抑えられる
基本情報技術者試験では予備校などで講座が用意されている場合もありますが、受講料などは安くないため独学よりも圧倒的に費用が掛かる場合が多いです。
独学の場合であればテキストや問題集などの書籍代だけの費用で抑えられるため、費用を抑えられる点は大きな魅力でしょう。
基本情報技術者試験は、知識を蓄えるためのテキスト・演習用の問題集・実戦練習や傾向把握のための過去問の3つさえあれば十分に合格できる場合が多いです。
そのため他の資格の試験と比較しても、費用を抑えやすい資格でもあるのです。
自分のペースで勉強することに慣れていて、「とにかく安く合格したい!」と考えている人は独学でトライしてみると良いでしょう。
学習計画を立てる
独学で勉強を進める場合は、勉強の進捗についてアドバイスしてくれる人がいないため、まず綿密に学習計画を決めて勉強の方針を立てることが大切です。
おすすめの計画の立て方は、まず勉強のゴールを決めておき、そこから勉強スケジュールを逆算する方法です。
目標にたどり着くためにやるべきことを1週間ずつリストアップしていくといったやり方も、計画的な勉強スケジュールの作成におすすめです。
基本情報技術者試験は午前・午後試験の2つに分かれておりそれぞれ試験ので異なった特徴が存在します。
午前対策
まずは基本となる参考書で基礎知識をインプットし、仕組みを理解してIT用語を覚えたら、後はひたすら過去問を繰り返し解くだけで午前対策は十分です。
午前中の試験対策は、テキストを読み込んで重要用語の暗記を繰り返して基礎を固めることがまず重要となります。
用語のインプットと意味の理解を重要視すると良いでしょう。
テクノロジー系が50問、マネジメント系が10問、ストラテジ系が20問の計80問が出題されます。
テクノロジー系の出題が非常に多くウェイトも重いため、ここを徹底的に勉強して得点源にしましょう。
勉強は次の参考書を使ってやってください。
私もこれで合格できました。
午後対策
午後対策も午前と同様、過去問を解いていきます。
午後試験の問題は配点が問題によって異なり、アルゴリズムとプログラミングの分野が配点の半分をしめます。
そのためこの二つの分野の勉強を重点的に行うと良いでしょう
アルゴリズムではロジックを暗記したり、変数や配列の扱い方についてしっかり理解することが得点につながるため、これらを理解するように努めるべきです。
プログラミングはJavaやPythonなどの言語から一つ選択する試験形式のため、選択した言語の基本命令文や文法を重点的に暗記していきましょう。
プログラミングが苦手な場合は午後の試験で苦労することになるため、苦手意識がなくなるまで徹底的に勉強するようにしましょう。
勉強は次の問題集を使ってやってください。
私もこれで合格できました。