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LinuCレベル2(Level2)は誰のための試験?
仮想マシン・コンテナを含むLinuxシステム、ネットワークの設定・構築なら、レベル2が適しています。
LinuCレベル2 Version 10.0は、仮想環境を含むLinuxのシステム設計、ネットワーク構築において、アーキテクチャに基づいた設計、導入、保守、問題解決ができる技術者を認定します。
以下の知識と技術を持つことの裏付けとなります。
- Linuxシステムの設計、構築、監視、トラブルシューティングができる。
- 仮想マシンやコンテナの仕組みを理解し、その管理と運用ができる。
- セキュリティとシステムアーキテクチャの基本を理解し、サービスの設計、構築、運用・管理ができる。 こんな職種に
LinuCレベル2は、全てのIT技術者の基礎となります。
LinuCレベル2(Level2)の試験日(受験日)はいつ?
日時・会場を全国各地から自由に選択して受験できます。
受験の前提条件
受験のための実務経験や前提資格保有条件はありませんが、前提資格保有条件として、「有意なLinuCレベル1」を保有している必要があります(有意性の期限についてはこちらをご確認ください)。ただし、受験するだけであればレベル2を先に受験することも可能です。(レベル1認定を取得するまでレベル2認定は取得できません)
受験費用
1試験あたり16,500円(税込)です。 レベル2を取得するには201試験と202試験の2試験に合格する必要があります。
※受験チケット(バウチャー)は、決済完了の確認ができ次第、5営業日程でEメールにてお送りいたします。
※受験チケットを一括購入する場合、割引制度を適用いたします。
試験実施方式
試験方式はコンピュータベーストテスト(CBT)です。マウスによる選択方式がほとんどですが、キーボード入力問題も多少出題されます。実技や面接はありません。
※CBTの詳細は試験配信会社(テストセンター)「ピアソンVUE」までお問い合わせください。
※団体受験用にペーパーテスト(PBT)もございます。
問題数
約60問
試験時間
90分(※) ※試験後の簡単なアンケートに5分の時間を要しますので、試験問題を解く時間は実質「85分」です。
出題範囲
201試験の出題範囲 202試験の出題範囲
認定要件
「有意なLinuCレベル1の認定」を持ち、かつ、「201試験」と「202試験」の両方に合格するとLinuCレベル2に認定されます。受験する順番はどちらからでも構いません。
※認定されるためには2試験(201試験と202試験)を5年以内に合格する必要があります。
合否結果
合否結果は試験終了と同時に判ります。
※ペーパーテスト(PBT)の場合には、数週間後に郵送などの方法で結果をお知らせします。
平均勉強期間
一般的な勉強期間の目安としては、3か月~半年程度です。
確認できるスキルレベル
LinuCレベル2は、クラウド環境やオンプレミス環境における Linuxによるシステム構築、ネットワーク構築を行ったりLinuxの応用的なシステム管理やサーバー構築ができるために必要な知識を幅広く問います。
- 小規模から中規模までのサイトを管理する。
- 仮想マシンやコンテナを含む複数システムを統合管理する。
- 次のような異種OS(Linux, Windows)混在環境ネットワークの計画、実装、保守、一貫性の維持、セキュリティ設定、トラブルシューティングを行う。
- LANサーバー (Samba, NFS, DNS, DHCP, クライアントの設定)
- インターネットゲートウェイ(firewall, VPN, SSH, web cache/proxy, mail)
- インターネットサーバー (HTTP サーバーとリバースプロキシ)
- プロジェクトメンバーを指導する。
- システム導入、案件の発注内容、予算等についてプロジェクトマネージャーに助言やサポートをする。
- 代表的な非機能要件である可用性とスケーラビリティを考慮したシステムアーキテクチャの基本パターンを理解し、実際のシステム構成に応用できる。
受験における事前確認事項
試験別の有効期限
LinuCレベル2に認定されるためには、201試験と202試験の両方の試験を5年以内に合格する必要があります。 詳しくは「試験別の有効期限」をご覧ください。
有意性の期限
認定の有効期限はありませんが、「有意性の期限」があります。認定の有意性を維持するためには「認定日から5年以内」に再認定が必要です。または保有する認定レベルより上位の認定を5年以内に取得する必要があります。 詳しくは「再認定ポリシー(有意性の期限)」をご覧ください。
再受験ポリシー
LinuCの再受験ポリシーは不合格の場合のみ適用されます。合格時は再受験ポリシーの対象外となります。 1回目の受験で不合格の場合に、LinuCの同一科目を受験する際、2回目の受験については、受験日の翌日から起算して7日目以降(土日含む)より可能となります。 受験前に必ず「再受験ポリシー」をご確認ください。